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コラム

【8月号②】胸が痛む夏
【8月号②】胸が痛む夏

 今年もまた豪雨による洪水被害が相次いでいる。

北陸・東北・北海道と、軒並み農業の盛んな地域が水を被り農産物がほぼ全滅した地域もある。

収穫を前にしての被害に、天を仰ぐしわ深き高齢の農夫たちの姿は、日本の未来を予告しているようで直視できないものがある。農地を以前のように回復する余力はないのではないだろうか。

明らかに農業を取り巻く環境のステージが一気に変わってしまったようだ。地球温暖化のスピードは予想以上に速い。

気温上昇と線状降水帯の多発は、豊かな恵みを与えてくれた四季のある温暖な気候を破壊しつくしているように見える。

今までの農業を続けようにもこれだけのダメージを受ければ、生活支援と同時に、農地回復のための手厚い支援なしに再び立ち上がることは難しいであろう。

この気候変動に対する危機意識が政府には乏しいようだ。そのために農家への支援の手がかゆいところに届くものになっていない。

新しい気候ステージに入った今、被災した農地を一日も早く回復し農業再開の意欲につなげるためには、スピーディーな生活支援、農地回復支援システムが欠かせない。時期を逸せば営農の意欲も衰え、農地は永久に死んでしまう。

農地が死んで一番影響を受けるのは未来ある子どもたちである。新鮮で旬な食べ物を、育ち盛りの子どもたちに不自由なく食べさせるために何が必要か、責任ある地位にいる人たちはよく考えて税金を使ってほしい。

気候変動によりわが国だけでなく世界中の農業に危険信号が灯っている。脱炭素社会実現は待ったなしの状況である。我が国が脱炭素社会の流れに立ち遅れることなく、先頭に立つことを期待したい。

洪水でおいしい食べ頃のメロンが全滅していた。
今年の夏は、繰り返し天を仰ぎ「今年のメロンは全滅だ。これからどうすればいいかわからない」と嘆く農夫の姿がリフレインするであろう。
胸の痛む夏である。




  • Posted by 2022年08月19日 (金) | コメントコメント(0

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