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コラム

【10月号③】インポスター症候群
【10月号③】インポスター症候群

 コロナ禍の中で、女性首脳が活躍する国が増え、あのグレタさんを始めとして物申す女性が増えているのは頼もしい限りである。

 しかし我が国では、インポスター症候群と呼ばれる自己評価の低い、過度な謙遜型の女性が少なくない。

 周囲から褒められても「そんなことはありません」「私などはとてもとても、評価していただく程のことはありません」とへりくだって、正当な評価を拒んでしまいがちである。

 我が国では長い間、男尊女卑の気風が支配し、女性はひかえ目であることが上品とされ、謙虚であることが美徳とされてきた。その影響は大なるものがあるが、近年、喪失体験や愛着障害によってネガティブな思考を強め、自分を正当に評価できない若い女性たちが増えており、孤立を深めているようだ。

 心の内には強い承認欲求を抱えながらも、実際の場面では目立たぬように、人の矢面に立たないように、やつかみを受けて傷つくことがないようにと、自分に強いブレーキをかけてしまうと、うつになりやすく仕事や生活に支障が出ることにもなる。

 

 インポスター症候群の女性たちは、ある意味男性にとっては都合のよい存在である。インポスター症候群の女性たちが、しずかちゃん型アサーティブ(あるがままの自己表現)を身につけて行かないと、我が国の男性優位社会は変わっていかないし、杉田水脈議員のように女性の側から女性を貶めるような発言もなくならない。

 しずかちゃん型アサーティブのモデルとしては、女子ゴルフの全英チャンピオンの渋野日向子選手を思い浮かべて欲しい。あるがままの自然体で自分を正当に評価し、周囲の評価に対しても笑顔で受け止めることができる。

 渋野選手のようなアサーティブな女性が増えて行けば、男中心のおっさん的ムラ社会をつき崩し、女性がわが国のトップにつくことも不可能ではないだろう。

 

 40歳で亡くなった竹内結子さんも、あれ程活躍し輝いているように見えたが、自分にOKが出せなかったのだろうか。コロナ禍の産後生活の中で、内に抱えていたインポスター症候群が頭をもたげたのかも知れない。残念でならない。

 

 インポスター症候群の女性に必要な合言葉は〝Ⅰ am OK!〟、繰り返し声に出して、内なる自信に変えて欲しい。

 

 女性があらゆる領域で指導的地位についた時、我が国の未来も明るくなる。




  • Posted by 2020年10月14日 (水) | コメントコメント(0

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