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コラム

【8月号④】心理的リアクタンス
【8月号④】心理的リアクタンス

 コロナによって日々ストレスが増す中で、人々のフラストレーションも高まるばかりである。

 ちょっとした言葉で人間関係の思わぬトラブルへと発展する危うさをはらんでいると言えそうだ。

 人は何かを強制されたり急かされたりした時に、反抗心を持ちやすくなる。たとえそれが自分にとってプラスになる内容であっても、素直に受け入れることができないのだ。

 このように、選択する自由が外部から脅かされた時に生じる、自由を回復しようとする反作用のことを心理的リアクタンスと呼ぶ。

 この心理的リアクタンスはST気質の人たちは特に強力である。自分が取り組んでいることを途中でやめさせられたり、急かされたり、上から目線で指示されると、自分の全人格が否定されたような気分に陥ってしまう。

 何よりも自分のペースや自分の決めたルーティンが、外部の干渉や介入によって変更させられるのは、相手が誰であっても許すことができないのだ。

 この心理的リアクタンスの激しさが、周囲からは自己チュウ・わがままと否定的にとらえられることが多いが、自分で決めたことが最後までやり切れないことで達成感や承認欲求を満たすことができず、自己肯定感が下がってしまうのだ。

 ST気質の周囲の人たちには、ST気質の人たちのこの心理的リアクタンスの強さを肝に銘じて欲しい。

 そして、ST気質の人の側も自分の心理的リアクタンスの強さを自己認知して、自分のトリセツを作り上げることが大切だ。そして、自分を受け入れてくれる人々とコミュニティを探すことが求められる。

 ST気質の子どもも大人も、オンライン授業やテレワークをうまく利用しながら、心理的リアクタンスを感じないで済むような空間を見つけて欲しい。

 嫌だなと感じるヒト・モノ・コトから逃げる力が大切だ。

〝逃げるが恥じ〟では決してない。




  • Posted by 2021年08月29日 (日) | コメントコメント(0

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