ロシアのプーチン大統領を始めとする指導部の思考力のレベルの低さはあきれるばかりである。
平気で嘘をつきまくり、情報を統制して国民をだまし続ける。そこには人間として良心も罪の呵責もない。ただあるのは権力欲と保身だけである。
科学技術は着実に発達し、さまざまな文明の利器が生み出されて、私たちの生活の利便はここ数十年で信じられない程に向上した。
しかし科学の進歩に反比例して、政治家たちの有様は未成熟でどんどん劣化しているようだ。
フランスの思想家レジス・ドゥブルは「技術の進歩は不可逆的だが、政治は可逆的なもので、つまり進歩がないということだ」と喝破している。
科学時術に比例して、政治家が進歩してくれればいいが、両者の解離が大きくなると、今回のロシアのような悲劇が襲うことになる。
人間として未成熟で、偏った思考の持ち主たちに科学技術の粋がつまった最先端の兵器や核兵器の使用が委ねられてしまうことは、世界中を破滅させかねないのだ。
今回のロシアの蛮行で身の毛のよだつ恐怖を覚えるのは、今のプーチン大統領なら核のボタンを押しかねないということだ。
今回のプーチン大統領の蛮行は、独裁政治・専制政治のおぞましさを世界中に警告している。
発展した化学技術を市民の幸福のために役立てるには、政治(家)のレベルアップが欠かせない。
そして一人の人間に権力を握らせないためにも、人類の知恵である三権分立、軍隊のシビリアンコントロールが不可欠であり、政治の監視役であるマスコミの力も必要だ。
多数の人々が知恵を出し合い、意志を表明し合うことも、政治(家)の劣化を防ぐことにつながるであろう。
あの悪魔のようなプーチン大統領をウラジーミルと呼び「君と僕は同じ未来を見ている。ゴールに向かって走っていこう!」とゴマをすり、3000億円以上もの血税を気前よくプレゼントした政治家がいた。
あの3000億円が今回のウクライナ侵攻にも使われているのではないかと思うと、居ても立っても居られない気持ちになる。
それに比べると、ウクライナのゼレンスキー大統領の立ち振る舞いは立派である。プーチン大統領が暗殺を恐れて山荘に逃げ込んでいるのではないかと噂されているのと比べると天地の差の開きがある。
ゼレンスキー大統領とウクライナ市民への連帯の思いを込めて、ささやかながらウクライナ大使館に思いを届けた。
そして、ウクライナの子どもたちの無事を祈り続けている。
- Posted by 2022年03月22日 (火) |
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