わが国のおじさん社会の中で、既得権益に胡坐をかいているおじさんたちは、多様性という言葉が嫌いである。
自分たちの既得権益が足元から侵害される不安に駆られるからであろうか。
一致結束箱弁当のような抵抗を試みている。そして、次々に討ち死にをしているが、岸田首相も討ち死に組の一人にも見える。
多様性の扉はこじ開けられてしまった。
いくら、おじさんたちが結束して抵抗しようと、もうこの流れを止めることはできない。
止めようとすれば世界的孤児となり、国際舞台から退場勧告を突き付けられることになるだろう。G7の開催さえ危うくなるのだ。
おじさんたちは晩節を汚さないようにするために、しっかり学習することが肝心だ。
社会はそこに住む人々のすべてが住みやすいものでなければならない。
一部の特権階級のためにマイノリティや女性が犠牲になってはいけないのだ。これでは差別社会である。
おじさん中心の男性優位社会が女性をワンオペ育児(孤育て)に追いやり、その厳しさが若い女性を結婚から遠ざけ、子どもを生むことに二の足を踏ませてしまっているのだ。
自分たちの存在そのものが、わが国の超少子化社会を加速させていることにどうして気付かないのだろうか。
30代の未婚女性との会話である。
「一緒に働くなら、LGBTQの男性が一番ですね。パワハラもセクハラも心配しなくていいし、優しくて気配りしてくれるし、その上、重い荷物は持ってくれますし、仕事の仲間としては最高です。おじさんたちこそ消えて欲しいです」
「結婚するつもりはないの?」
「自由を縛られるし、一人で育てる自信はないし、このままでいいです」
「時代は確実に変わっているよね」
「ええ、もうおじさんたちの時代ではないです」
江戸時代の武家社会が生み出した家父長制家族制度は、現代の遺物でしかなくなってしまっている。
お墓は消え、葬式は縮小され、両親の家も負の遺産と化している。何もかも変わってきているのだ。
既得権益を守りたいおじさんたちだけが変わり切れずに取り残されている。
- Posted by 2023年02月24日 (金) |
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