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コラム

【5月号】共助、そして共育

四月になって、関わりのある二つの団体の集まりに参加させていただいた。一つは、自らも一人親家庭で育った若者たちが、同じ境遇で苦戦している小中高生の学力面のサポートと、メンタル面のサポートを手がけているNPOの団体である。もう一つは、発達に偏りのある子どもをもつ親たちが、同じ境遇にあって苦戦している親子たちを、自らの経験をもとにサポートしていこうとする団体のサミットである。子どもたちの未来を心配する親たちで大盛況であった。


今、時代から取り残され有効な手を打つことのできない行政からの支援(公助)をただ待つのではなく、自らできることは自らの手で行い(自助)、さらに、同じ境遇の人がいれば、手を携え助け合う(共助)人々が増え続けている。同じ境遇の人、同じ経験をした人同士であれば、かゆいところに手が届くし、何より、安心して助けを求める事が出来るからだ。


一人親家庭の苦戦する子どもたちをサポートする若者たちは、自らの経験から、子どもが何を一番に求めているかを知っている。それは親の笑顔である。しかし、厳しい社会状況にあって、一人親家庭の親たちの笑顔を奪っているのは、親の期待に応えきれない自分のせいだと、自分を責めることになる。子どもから笑顔が消えてしまうと、親子の関係は、負のスパイラルに陥ってしまう。親にとっても、子どもの笑顔が生きる支えであり、幸せの源泉だからだ。笑顔は、一人親家庭に限らず、家族にとって、欠くべからざる生命線といえよう。


一人親家庭にとって、子どもたちの家事分担と、基礎学力のアップは、まちがいなく、家族を明るくするきっかけになると、若者たちは語ってくれた。そして、若者たちは、家族の小さな変化をきちんと言葉にして伝えることを忘れないという。これが、一人親家庭にとって、見守られているという安心感や、努力していることが実っているという達成感、そして、誰かに認めてもらえたという承認欲求を満たし、前向きな家族機能の再生につながっていくのだ。


私の役割は、この若者たちのスーパーバイザーとして、後方支援することである。ありがたい役割をいただいたと感謝している。


発達に偏りのある子どもをもつ家庭の苦戦も並大抵ではない。同じ境遇にある親たちが、一人二人と集まるうちに、徐々に仲間が増え、ピアカウンセリング力を身につけて、助けを求めてくる親たちへのサポート力を高めてきたのだ。どれだけ多くの親たちが救われたことだろう。このような親の会がなかったら、親子で死を選んでいただろうと語る親も少なくない。しかし、親同士助け合いながら、一生懸命に学習していくうちに、いつの間にか、同じ境遇の親たちに信頼されるサポーターとしての存在に成長しているのだ。ここにも、共に助け合いながら、共に育っている人々を眼にすることができる。


我が国の未来につながる良心はここにある。声高にただ正義を呼ぶだけでなく、既得権益にしがみつき変わろうとしない行政にただ要求するのでもなく、弱者が弱者と向き合い、自分の持てる力を提供し合う。そして、共に思いやりと優しさを育てていく。“ふり向けば、そこに笑顔がある”そんな社会の実現も決して、夢物語ではないと信じている。




  • Posted by 2012年06月26日 (火) | コメントコメント(0

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