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コラム

【1月号②】メラビアンの法則
【1月号②】メラビアンの法則

 菅首相の伝える力の弱さに批判が集まっている。

メモを棒読みし、ぼそぼそと自信なさげに語る姿は、コロナ禍という困難に出会った国民の不安を抑えるどころか、逆に不安を煽ることになってしまっているようだ。支持率が急落するのも仕方がないであろう。

 伝える力には、俗に言うメラビアンの法則が大きく影響する。伝える力で一番重要なのは見た目(視覚情報)であり55%を占める。次が声のトーン(聴覚情報)38%、最後が言葉(言語情報)であり7%である。

 このメラビアンの法則に照らし合わせてみると、菅首相の無表情でメモを棒読みする見た目と、滑舌の悪いボソボソとした声のトーンは、自信なさげで最悪の視覚・聴覚情報である。更に言葉の中身もあいまいで、我々国民の胸に突き刺さるものではない。

 それに比べると、ドイツのメルケル首相の伝える力には敬服するものがある。高低強弱と幅広く使った声のトーン、身振り手振りを交えた鬼気迫る表情、東ドイツで育ち、科学者としての体験に裏打ちされた選び抜かれた言葉、メルケル首相と菅首相の伝える力には天と地ほどの違いがある。

 

 菅首相は、息を吐くように嘘をつき国民を欺き続けた前首相のそばにいて、真実を覆い隠す仕事に余りにも慣れきってしまったために、リーダーとして最も大切な〝伝える力〟を喪失してしまったのであろう。

 菅首相の弱々しい伝える力では、コロナへの恐怖感を薄れさせた若者たちに行動の変容を求めることは無理である。

 菅首相は今からでも遅くない。伝える力の訓練をしたらどうだろうか。

まずは腹の底から声を出すボイストレーニングが必要だ。大学時代に汗を流したという空手をしながら声を出すとよい。

 私も毎朝、正面突きを50本声に出してやっている。身体の内側から力が湧いてくる。

 

しかし、視覚・聴覚情報だけでなく、言語情報の中に真実や弱者に対する思いやりの気持ちが入っていないと国のトップの在りようとしては危うい。
いい例がアメリカのトランプ大統領であろう。

トランプ大統領は、視覚・聴覚情報など伝える力は強力であるが、発する言葉が思い付きであったり嘘であったり、果ては多くの人々を惑わせ実力行動にまで煽り立ててしまった。

 

 わが国の次のリーダーには、メラビアンの法則を体現した伝える力を持つ誠実な人物の出現を期待したい。




  • Posted by 2021年01月12日 (火) | コメントコメント(0

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