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コラム

【12月号】平和と民主主義

 この21世紀は、グローバル化が進むことで国際交流が深まり、人種差別や民族紛争、宗教対立によるテロ、権力による人権侵害、そして、何よりも国家間の戦争がなくなり、世界に平和と民主主義が広がっていくものと信じていた。

 

ところが、世界は時代が逆流し、20世紀前半のあの戦争の時代に戻ってしまったようである。

我が国とて例外ではない。

 

わが国は、戦後、侵略戦争への大きな反省から、何よりも平和と民主主義を大事にする国づくりを進めてきた。それは、世界の国々のモデルとなり、世界をリードするはずであった。

 

ところがここにきて、憲法に規定された平和主義・国民主権・基本的人権の尊重という三大原則が、もろくも崩れ去ろうとしている。思想信条の自由や、表現の自由が脅かされる時代が、こんなに一気にやってこようとは想定外のできごとであった。

 

 このままの動きが加速するなら、たとえ弱者の意志が多数であったとしても、“問答無用”と切り捨てられ、弱者の人権は踏みにじられることになるだろう。

 

 かつて、暴走する軍部は、戦争に突き進むために、19325.15事件を引き起こし、“話せばわかる”と説得する犬養毅を“問答無用”と言って殺害し、政党政治を葬り去ったのである。

これが転換点となり、わが国は破滅の道へと突き進むことになるのだ。

 

“話せばわかる”これこそが民主主義で、“問答無用!”これは、独裁主義(ファシズム)を特徴的に示す言葉である。

 

 今の政治を見ていると、沖縄の辺野古移転問題、原発再稼働、秘密保護法、集団的自衛権の解釈変更など、“問答無用”という言葉がぴったりと当てはまる動きが強まっている。

 

「政治のことなんか関心がない」「どうせ、何か言ったって何も変わらない」「忙しくて選挙には行ったことがない」というような発言をよく耳にする。

 

 しかし、平和と民主主義は、自分で行動を起こさなければ守ることはできない。

ひとりひとりが自分の意志を表明し、それが集まって力となる。

平和と民主主義が保障されなければ、子どもを安心して生み育てることなどできはしない。

 

若者たちには、自分と家族の平和な未来のために、きちんと投票には出かけて欲しい。

失くしてしまってから気づいても遅いのだ。

今なら、まだ間に合う。




  • Posted by 2014年12月10日 (水) | コメントコメント(0

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