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コラム

【1月号】絶対不戦主義宣言

 明けましておめでとうございます。

 おかげさまで、協会の活動も6年目を迎え、500名を超える家族支援カウンセラーを世に送り出し、微力ながら苦戦する子ども・家族を少しでも笑顔にする役割を果たさせていただいていることに、大きな喜びを感じております。

 今年は、苦戦する子どもたちの新しい学び場づくり、若者たちの就労支援にも取り組みたいと考えています。

 

 今、世界は新たな激動・波乱の年を迎えています。

幾多の犠牲の上に築き上げられてきた人類の英知が崩壊寸前となり、真実より感情が優先される危うい時代がやってきています。

それは、一部資本家たちの強欲さが生み出したものだと言えるでしょう。

 

 世界が物にあふれかえり消費が飽和状態になった時、資本家たちは、大量消費の手段として戦争を待ち望みます。待ち望むだけでなく、実際に戦争を作り出すのです。

戦争ほど、短期的劇的に大量消費が実現する出来事はありません。

 

 今、世界中の戦争や民族紛争の背後には、国家を陰で操る巨大な軍需産業(死の商人)の存在があります。

アメリカのトランプ新大統領は、紛争地に自らの軍隊を出すことをやめ、武器だけを売りつける道を選ぶことを宣言しています。

国家を挙げて、死の商人の道を突き進もうというのです。

 

 わが国も目指しているのは同じです。

かつて日本政府は武器輸出三原則で武器の輸出を禁止していたはずなのに、いつの間にか防衛装備移転三原則という曖昧な名称で武器の輸出入を事実上解禁。

アメリカに代わって世界の紛争に積極的にかかわることによって、世界中に武器を売りつけようという魂胆です。
5兆円を超える防衛予算も過去最大になりました。今自民党政権には、軍需産業からの政治献金がうなぎ登りで増え続けています。

 世界は最早、理性を失い、狂気一歩手前と言えるでしょう。

 

 私たちは、戦争を望んではいません。

平和を心から愛しています。

しかし安倍さんも、同じように平和を追求するのだと言って、積極的平和主義と言い換えて、戦争のできる国めざして一直線です。

戦争法案でさえ安全法制と国民を言いくるめてしまいました。

 

 そこで私たちは、平和主義というすり替えのきく言葉ではなく、決して言いかえがきかないように、“絶対不戦主義”という言葉を使いたいと思います。

絶対に戦に巻き込まれることなく、どこの国とも交戦しないとの決意を込めたものです。

 

 どんな戦争であれ、犠牲になるのは名もなき市民です。

『この世界の片隅に』という今評判のアニメ映画には、そのことがリアルに描かれています。

 

 私たちは、ただ平凡に家族仲良く、笑顔で暮らしたいだけなのです。

食べることのできる幸せ、家族同士話を聴いてもらえる幸せ、安心してぐっすり眠ることができる幸せ、そんなささやかな幸せを守りたいだけなのです。

 

     <絶対不戦主義宣言>

 

私たちは、いかなる戦争にも反対です。

戦争には、正義も不正義もありません。

私たちは、戦争の陰に“死の商人”がいることを知っています。

武器を作らないでください!

武器を売らないでください!

武器を使わないでください!

戦争をしないでください!

私たちは、いついかなる時も、この不戦の決意を叫び続けます。




  • Posted by 2017年01月15日 (日) | コメントコメント(0

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