近くの自然公園をウォーキングすることを日課にしているが、この秋は紅葉とは違う枯れ始めた樹木が目につくようになった。
沖縄でナラの木が枯れるナラ枯れという現象が広がっていると耳にしたが、病害虫だけでなく、夏の暑さの後遺症ではないかと痛ましく思っている。それくらい今年の夏の暑さは異常であった。
人も公園の樹木も自然環境の影響を受けるという点では同じである。その後遺症が秋になって出てくるのではないかと心配していたが、その不安が的中したようだ。
この秋になって、子どもたちの小児科の受診が増えてきているという。熱もなく元気ではあるが、頭痛や吐き気などの症状が目立つとのことである。ストレスから来る自立神経の乱れであろう。
春先からのコロナ禍でのストレスに加え、異常の夏を乗り越えるために、心身のエネルギーを消耗したのではないだろうか。
本来エネルギッシュであるはずの子どもたちが体調を崩しているとすれば、高齢者はなおさらであろう。
私もここにきてやっと、8月からの心身の不調を脱することができたが、改めてストレスが心身に与えるダメージについて考えさせられた。
快眠・快食・快便・快歩・快笑の五快を自分の健康の基準にしているが、この五つが全て損なわれてしまったのである。生きる自信も失いかけてしまった。
その心身の絶不調から抜け出すために、私が取り組んだ方法の一つを紹介する。
日差しを浴びることでセロトニンの分泌を促すことが一番であるが、この秋は日照時間が少なく、日差しの力を借りることがなかなかできなかった。
そこで取り組んだのが、自分の中でほんのちょっぴりでも嬉しかったこと、達成できたこと、前進できたこと、変化が感じられたことを書き出し、最後にI am OK!と書き加え、その上で声に出して読んでみるという方法である。
書き出してみると、小さな変化が見えてくる。大きな変化はこの小さな変化から始まるのだ。この小さな変化を大きな喜びとすることが大事である。この時に幸せホルモンであるセロトニンがストレスによって傷ついた心と身体を癒し、冬の寒さに向かおうとするエネルギーを蓄積させてくれるのだ。
子どもも大人もこの時期の無理は禁物である。夏の疲れを癒しながら、コロナとも向き合いたいものだ。
You are OK! Ⅰ am OK too!
- Posted by 2020年10月27日 (火) | コメント(0)
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