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コラム

【3月号】子ども食堂

 今、貧困家庭の子どもたちに、無償で食事を提供する子ども食堂が、全国に生まれています。

 

子どもの6人に1人が貧困に苦しんでいると言われている中で、子育て支援の一環として、今後ますます必要とされる取り組みだと考えています。

 

 小中学校の養護の先生たちと、交流する機会がありますが、学校の給食が生命の綱という子どもたちが少なくないようです。

そのために、夏休み明けには、げっそりと痩せてしまっていたという痛ましい話も耳にしました。

 

 そこで私も、及ばずながら地元の地域で、子ども食堂の立ち上げのお手伝いを始めました。

設立準備のための話し合いは、子どもたちのことを思う熱意に溢れていて、胸が熱くなる程です。

 

 食を通して、異年齢の人々が交流できる基地になればと考えていますが、果たして子どもたちが利用してくれるかが心配です。というのも、子どもたちがあまりにも忙しそうだからです。

 

 私は常々、地域から子どもを奪い、子どもと地域を分断しているのは、学歴至上主義に基づく学校と塾のダブルワークだと考えてきました。

 

幼いころから塾に通い、小学校高学年になると進学塾に時間をとられ、中学生ともなるとほとんどの生徒が塾通いに追われています。

貧困家庭も塾と無縁ではいられません。食費を削ってでも塾に通わせざるを得ないのです。

盆も正月もありません。長期の休みも、集中的な講習に参加させられるのです。

 

 加えて、小学校の高学年になると、クラブ活動に時間を取られることになります。

平日の朝練、夜錬にとどまらず、土・日・祝日は対外試合に明け暮れ、家には寝に帰るだけと、猛烈サラリーマンより過酷な生活を強いられます。

 

家族と学校・塾以外でのヒト体験やモノ体験の場は、ほとんど存在しないと言ってもいいでしょう。

これでは豊かな人間性は育たないのではないでしょうか。

 

 地域には、シニアになっても体力のある人、知恵のある人、技術のある人、経済力のある人がたくさんいます。多くの人たちが、社会のために役立ちたいと願っています。

しかし、シニアの人たちの持つ資源が孤立化したままで、有機的に結びついていないのが現状です。

 

 体力のある人は体力を、知恵のある人は知恵を、技術のある人は技術を、経済力のある人は経済力を提供し合えば、地域の子育て支援に大きな力を発揮することができます。

 

しかし、その方法がわからなければ、わからないまま時が過ぎ、その素晴らしい資源は宝の持ちぐされになってしまいます。

 

 子ども食堂は、地域のシニアたちの力を引き出し、元気を与えるきっかけにもなることでしょう。

子どもたちのために取り組むことで、逆に地域のため、人のために役に立つ幸せを感じることもできるのです。

 

 また、貧困に苦しむ子供だけでなく、豊かな五感力を持ちながらも、コミュニケーションに弱さがあって、学校生活で苦戦するスペシャルタレントの子どもたちが増え続けています。

 

これらの子どもたちの交わる力(ソーシャルスキル)は、同級生との関係の中では思うように育ちません。

逆に、相手に合わせることのストレスで、自信を喪失してしまうことが多いのです。

スペシャルタレントの子どもたちがソーシャルスキルをトレーニングする場としては、異年齢集団、特にシニア世代との交流がベストです。

 

 コミュニケーション力の弱さを丸ごと受容してもらい、優れた五感力をすごいと評価してもらうことで、自己肯定感も高まり、必要なソーシャルスキルも身につくのです。

 そういう意味で、異年齢の人々が交流できる子ども食堂は、スペシャルタレントの子どもたちにとって、必要不可欠なトレーニングの場となることでしょう。

 

 全国のいたる所に、子ども食堂が生まれ、そこに家族支援カウンセラーがドラえもんとして、関わってもらえれば、子ども食堂の役割はより大きなものになると思います。

 

 私も、地域の子どもたちの“ドラえもん”になるべく、頑張るつもりです。




  • Posted by 2016年03月21日 (月) | コメントコメント(0

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