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コラム

【9月号】君の名は

 最近1年以内に、“自殺未遂者が53万人”“成人の4人に1人が本気で自殺を考えた”という日本財団の4万人調査には驚かされたが、それだけわが国の危機が深刻化していることの証明であろう。

 しかし、胸が痛むのは、「自殺を考えた人」「自殺未遂を体験した人」の4人に3人が、誰にも相談しなかったという事実である。

それだけ日本人の一人一人が孤立化を深め、周囲に救いを求める力が弱まっているということなのだ。

メンタルサポートを標榜している者の一人として、力不足を感じて激しく胸が痛む。

 精神的に追い込まれやすい人には共通点がある。

  •   プライドが高い
  •   孤立している
  •   まじめ
  •   教えて!助けて!が言えない
  •   大丈夫です!が口ぐせ
  •   評価が下がることを恐れる

 

かつてわが国に存在した助け合い、支え合うコミュニティーは崩壊し、個別化、孤立化が進むとともに、自己責任圧力は強まるばかりである。

 今子どもたちは、仲間に対しての“居場所を保障する能力”と、自らの力で“居場所を確保する能力”が著しく弱まっている。ゆえに、子どもたちは安心できる居場所を喪い、そのことが不登校を中心とする“思春期挫折症候群”を生み出していると言えようか。

 大人もまた同じである。

安心感・達成感・承認欲求が満たされる居場所を喪い、急激に心身のエネルギーのチャージ率を低下させているようだ。特に、前記したタイプの人々は、病みやすいと言える。

 

 今わが国は、新自由主義・グローバル経済の中で、人を思いやり支え合うことよりも、競争に勝つこと、人より成果を上げることに重きが置かれ、応援し合うことや助けを求める能力は低下する一方である。
 幼いころから学力競争を強いられ、社会に出てからは業績の成果競争を強いられ、弱みを見せることは即敗北を意味する。常に緊張を強いられ、ストレスがたまりやすい社会といえる。疲れるのも当たり前だ.

 

 そんな時代の中で、『君の名は』というアニメ映画が人気を集めている。

人に勧められて早速観に出かけた。予想以上の出来映えに、久々に心が震えた。

映像の美しさにも感動したが、主人公の祖母が孫に語って聞かせる、伝統的な組みひもを織りながらの“結い”の話は深く胸にしみた。

 他とのかかわり、交わり、絡み合いが組みひもにシンボライズされて、孤立化を強めている若者たちの心を揺さぶるのであろうか。

いつもはがらがらの映画館は、若者を中心にすべての席が埋まっていた。

 

 若者たちよ!競争に勝つ能力だけでなく、“救いを求める力”も、同じように大事だということを忘れないで!




  • Posted by 2016年09月15日 (木) | コメントコメント(0

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