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コラム

【3月号】“真に美しい国”とは

 森友学園及び加計学園問題で、安倍政権が窮地に追い込まれている。

マスコミに本来の力があれば、安倍首相を中心とする疑獄事件として、内閣総辞職が起きてもおかしくない権力濫用スキャンダルである。

 

 この森友学園を、スクラムを組んで支援してきたのは、新興宗教“成長の家”の信者を中心とする日本会議の関係者と言われている。

 

この日本会議のスローガンは、“美しい国を取り戻そう!”ということであり、その根っこには、あの悲惨な戦争の背景となった忠孝思想があり、国民より国家を優先し、天皇が治める国家のために、進んで生命を差し出す臣民づくりを目指しているといえよう。

そのためには、どうしても教育勅語の精神を幼いころから叩き込む教育システムの再構築が必要とされるのだ。

 

その先進的モデルとして、彼らの期待を背負って誕生しようとしたのが、“安倍記念小学校”である。

ある意味、明治憲法の復活をめざす人々にとっての夢であり、理想を具現した学校だったのだ。

そのゆがんだ理想の実現のために、安倍夫妻を中心として総力挙げて支援したのであろう。

 

 しかし、“美しい国”を目指す人たちの、そのやり方のいかに醜いことか。

自分たちで必要なお金を出し合うのならば、まだ許されもしよう。

それが、国民の財産をかすめ取ったり、不正に助成金という名の税金をだまし取ったり、あらん限りの悪知恵を働かせている。

背後にこの税金だまし取りの優れた指南役がいなければ、できることではない。

そして、相当に時間をかけて、作戦会議が行われたことは容易に想像がつく。

国民をあまりなめてもらっては困る!

 

 この人たちが目指す道義国家の中身が、白日の下にさらされたのは、願ってもないことであった。

今まで、声高に道徳を叫ぶ人たちで道徳的であった人に出会ったことがない。

私が中学教師時代に、都知事として道徳教育を強引に推進したのが、道徳性のかけらも感じられない石原慎太郎氏である。

石原氏を始めとしてそれらの人たちに共通するのは、人には道徳を強要し、自らは非道徳を顧みようとしないということであろうか。

 

 私は、“真に美しい国”の存在を願う。

しかし、私の願う“真の美しい国”は、彼らとは大きく違う。

 

 “真に美しい国”とは、

     子どもを安心して生み育てられる国

     弱者が安心して暮らせる国

     一人一人がお互いの違いを尊重し合える多様性にあふれた国

     自然を破壊せず自然と共生できる国

     いっさいの原発がない国

     他国を侵略しない国

     沖縄だけに基地負担を押し付けない国

 

 “真に美しい国”が実現できれば、あえて道徳や愛国心を強要せずとも、子どもたちにも自然と国を愛する気持ちが生まれるはずだ。

 

強権的に歴史を逆流させようとする安倍首相には、これ以上権力にしがみつくことなく即刻辞めていただきたい。!

それこそが、“真に美しい国”を取り戻す一歩になるであろう!




  • Posted by 2017年03月19日 (日) | コメントコメント(0

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