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コラム

【9月号】クロスエデュケーション
 来たる1015日に予定されている “家族支援カウンセラー研修・交流会” での講義内容の一つに、「クロスエデュケーション」を取り上げることにした。

 

 クロスエデュケーションは、一般的には耳慣れない言葉であるが、リハビリ業界では近年注目を集めているリハビリトレーニングである。

 

 さまざまな理由で、半身が麻痺したり弱くなったりした場合、この利かなくなった半身をひたすらトレーニングするより、まだ利く方をトレーニングした方が、利かない方の半身への効果が大きいというのだ。

 

 私は、このトレーニングのやり方を、スペシャルタレント(ST)の子どもたちの教育に生かせないかと考えて、実際に実践に生かしてきた。

 

 わが国では今、普通教育絶対主義が強まり、苦手の少ないバランス型の人間を育成することが主流になっている。

 

かつて我が国の明治以降の教育は、良兵教育と呼ばれ、戦場で役に立つ能力が求められた。

何より五体満足で、より速く走り、より高く跳び、より遠くへ投げ、命令には絶対服従で勇猛果敢な資質を育てることが第一義とされたのだ。

 

 それは戦後、一人一人の個性を重視する民主主義教育へと変わったはずであった。

しかし今、戦前に立ち返ったような企業主義教育が子どもたちを支配している。

 

企業主義教育とは、企業の求めるバランスの良いコミュニケーション力と、誰とでもチームを組める協調性を持つ人間を育てることを目的としている。

特別なひらめきや才能はいらない。命令に対して従順であり、上意下達社会に順応する能力こそが大事なのだ。

 

 しかし、ST気質の子どもたちのように、得意不得意の領域が二極化している場合、苦手な領域を人並みのレベルまで引き上げることを最優先され、その努力を強制されることは苦痛でしかない。

努力しても、中々達成感を得ることができず、承認欲求も得られない日々が続けば、それはストレスとなって、心身を蝕むことにつながるのだ。

 

 それとは逆に、得意な分野にエネルギーを集中すれば、成果は出やすいし、周囲から「すごいね!」と評価されることも増えるし自己肯定感もアップするであろう。

そうすれば、得意分野の周辺に関心が広がり、心身の充足は苦手分野にチャレンジするモチベーションにもなるに違いない。

 

 私は、わが国の教育を根本的に変えたいと願っている。

人並みの普通を求める普通同調圧力教育から、それぞれのオリジナリティや比較異を最大限尊重する教育へと変わることが、我が国の未来にとって不可欠なのだ。

 

 クロスエデュケーションのメリットは、

       達成感を得られやすい

       エネルギーを効率よく集中できる

       ほめられることで、自己肯定感が高まる

       得意分野があることで、めげないようになる

       家族のすれ違いが減り、みんなが幸せになれる

       わが国を再生する発見、発明、最先端の芸術などが生まれる

 

 クロスエデュケーションは、ST気質の子どもだけでなく、全ての子どもに必要なアプローチである。

得意を伸ばすには、本人を含めて周囲も目を凝らして得意を探さねばならない。そうすれば、その視線は自ずから優しく温かなものになる。

 

 北風と太陽の寓話で言えば、太陽の存在が増えれば増えるほど子どもたちは心を開き、あるがままの自分に自信を持ち、のびやかに自分の個性や内なる五感力を発揮するであろう。

 

 お互いがお互いの得意を探し合い、認め合う関係からはいじめも生じない。

学校も家庭も、子どもたちにとって安心基地となるだろう。そうすれば、子どもたちはもっと自分を好きになり、未来に夢を広げることができるはずである。

 

 クロスエデュケーションは、日本を救う共育方法であることを確信するとともに、全国に向けて発信し続けたい。





  • Posted by 2017年09月26日 (火) | コメントコメント(0

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